アントニーぶろぐ

サッカーが大好きです。

“超チャンピオンシップシップ級”なノッティンガム・フォレストのリヴァプール戦に迫る

先日FAカップ準々決勝が行われ、現在プレミアリーグ9連勝中で首位シティを猛追する2位リヴァプールはチャンピオンシップ9位のノッティンガム・フォレストとフォレストのホームスタジアム、シティ・グラウンドで対戦しました。

リヴァプールは78分のジョタのゴールで1-0で勝利。既に優勝を決めているカラバオカッププレミアリーグ、CLと合わせた4冠に向けてまずFAカップ準決勝に進出しました。

ということで、どうもアントニーです。

今回は、そんな絶好調リヴァプールに善戦し、何度も惜しいシーンを作り続けたノッティンガム・フォレスト迫っていきたいと思います

 

それでは、いってみましょう。

 

スターティングメンバー

まず、ホームのフォレスト。

f:id:kemmo_football:20220322112352j:image

普段のチャンピオンシップでは3-4-2-1を採用していますが、格上相手とあってより後ろに重心を置く4バックで試合に臨みました。

キーパーはアメリカ代表のホーバス、4バックは右からプレミア注目サイドバックスペンス、守備の要ウォーラル、真ん中にどっしり構えるフィゲイレド、経験豊富なコルバック

中盤はボックストゥボックスの生え抜きイェーツプレーメーカーユナイテッドの希望ガーナーが今まで通り2ボランチを組みました。

2列目は右からハードワーカーのロリー、プレミア経験のあるツィンカーナーゲルプレミア注目の20歳ブレナンジョンソンが入り、トップにはアストン・ヴィラからの冬のローンプレーヤーキーナンデイビスが入りました。

 

次に、アウェーリヴァプール

f:id:kemmo_football:20220322120703j:image

いつも通りの4-3-3です。

メンバーの紹介はもう必要ないでしょう。笑 

 

前半の戦い方

f:id:kemmo_football:20220322220113j:image

まず、フォレストはなんとリヴァプール相手に真っ向から戦うことを選択しました。

まずリヴァプールのボール保持時にはゲーゲンプレスまでは行きませんがハイプレスでハメて、リヴァプールロングボールを蹴らせる、敵陣で奪われるとゲーゲンプレスをかける、しっかりとラインを揃えて裏へのボールにはしっかりと統制されたラインコントロールオフサイドトラップをかける、などなど…。

攻撃時にはしっかりとホーバスからできるところまで繋いで縦への楔をフィジカルの強いデイビスに収めさせて展開し、ドリブル得意なツィンカーナーゲル、ジョンソンのドリブルからチャンスを作ろうとします。

すると、すぐさまリヴァプールが対策。フォレストの司令塔でプレス回避が得意なガーナーをチェンバレン徹底マークしてパスコースを遮断

すると20分頃から後ろから繋ぐのが難しくなり、徐々に苦し紛れのロングボールが増え、リヴァプールペースになります。

しかし、フォレストは攻められながらもウォーラル、ホーバスを中心とした集中した守りで最後の仕上げをさせません。

リヴァプールがチャンスを多く作りながら0-0で前半を折り返します。

興味深かったのが25分のシーン。

スペンスはなんとあのファンダイクに1on1で縦に勝負をします

結果はファンダイクの勝ちでしたが、これが今のフォレストの勢いを象徴していると感じました。

 

後半の戦い方

f:id:kemmo_football:20220322220207j:imagef:id:kemmo_football:20220322220214j:image

リヴァプールペースだった前半から一転、後半は一進一退の攻防が続きます。

リヴァプールのゲーゲンプレスの強度が少し落ち、フォレストがボールを少しずつうまく前へ運べるようになると、運動量豊富なイェーツと長短のパスの精度が非常に高いガーナーのダブルボランチが効能を発揮します。

64分にリヴァプールが4枚替えでゲーゲンプレスの強度をもう一度強くしにかかりますが、フォレストはそんなこともお構いなしに豊富な運動量で揺さぶって攻め続けます

リヴァプールも奪ってカウンターに転じますがなかなか点は決まらず。

75分。フォレストに大チャンスが訪れます。右サイドを突破したジョンソンの速いクロスに合わせたのはツィンカーナーゲル

逆足の左足で合わせたシュートはわずかに枠を捉えられず。枠に飛ばしたら1点というとても惜しいシーンでした。

そしてその直後の78分に先制点は奪われますが、諦めないフォレストは85分にはガーナーの超絶品スルーパスに抜け出したイェーツがキーパーを交わしてあわやPKというシーン、88分には右サイドを抜け出したジョンソンのクロスにフリーでイェーツがヘッド、さらに93分にはウォーラルの裏へのボールに抜け出したカフーのシュートと、何度も際どい形を作りましたが決めることが出来ず試合終了。

f:id:kemmo_football:20220322220239j:image

 

全体を通して

f:id:kemmo_football:20220322220321j:image

フォレストの運動量はチャンピオンシップではなかなか類を見ないほどの多さだなと感じました。

90分通して全く落ちないのは本当にすごい。

特にキーパーのホーバス、守備の要ウォーラル、荒削りながらも可能性を感じさせたスペンス、運動量豊富なイェーツプレーメーカーガーナー、何度もチャンスを作ったジョンソンツィンカーナーゲルなど面白い選手がたくさん見つかりました。

交代のカードもしっかり揃っていて面白いし、来季プレミアで見たいなと感じるサッカーリヴァプール相手に見せたというのは本当に素晴らしいことだと思います。

先程フォレストはチャンピオンシップ9位と紹介しましたが、現監督のクーパーさんが就任してからは16勝9分4敗素晴らしい成績を残しています。

開幕直後の9試合で勝ち点はたったの1だったのが響いて今9位にいますが、消化試合数の関係もあり、プレーオフ圏内は十分狙える勝ち点です。

来季のプレミアに向けて頑張れ、ノッティンガムフォレスト🔥

f:id:kemmo_football:20220322220253j:image

 

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が面白いと感じた方は是非他の記事も読んでください。

では、次の記事でお会いしましょう!